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主に日本の会計操作(・粉飾)について概要を説明しています
(2007-09-06)
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本書は、会計操作(必ずしも違法な粉飾に限定せず、特別利益の計上等、経営者に
よる業績への「お化粧」を含む)について、
・日米における一般的な形、事件及び変遷を一通り説明した後に、
・日本企業について、現状そのような会計操作が統計上見いだせるのか、
・そして、投資家はその操作により誤った株価形成を行っているのか
・ならば、どうしたら会計操作を除いた、真実を見いだせるのか
検討していきます。
著者のひとり(須田一幸 早大教授)の著作は、専攻の学生等を対象にした、やや
アカデミックな内容・装丁のものが多くありますが、本書は共同執筆であることも
あり、各章が適度なまとまりで、かつ学術書の出版社でないことから、非常に読み
やすい内容となっています。
そのため、本書はビジネスマンが読んでもおかしくありませんし、学生が会計に
ついて学び始める際に読むと、授業の見通しも良く、また会計のおもしろさを
感じることができるでしょう。
なお、本書はごく基本的な会計の知識があることを前提としていますので、少なくとも
会社のバランスシートの各項目の意味程度は分かる必要があります。(副題として
「株価への影響」とありますが、個人の株式投資家への、直接的な投資スタイルの
アドバイス本ではありません。)
専門的な統計の知識は、あるに超したことはありませんが、強く求められるわけ
ではありません。(論説の検証をするつもりがなければ、わからなくても一応
最後まで読み進めることができます。)

